これからブログをはじめる方、初めて文章を書く方、文章を書くのが苦手な方のために、文章の書き方のコツをわかりやすく紹介します。
私自身、文章を書くことが苦手で悩んでいたので、毎月の報酬が100万円を超えるブロガーの方に文章の書き方のコツを教えてもらいました!
ささいなことですが、コツを意識して文章を書くと「下手でも伝わる文章」が書けるようになるので参考にしてください。
ざっくりとブログ記事作りの流れを把握する
まずは、ブログ記事作りの流れを把握します。
というのは、目的地に向かうための道がわからないと前にすすむことができません。
「なにから手をつけたらいいのかわからない…」
「他のことが気になって、いつの間にか時間が過ぎていた…」
「ブログを書こうとしていたのに、いつの間にか違うことをしていた…」
なんてことはよくあることですが、できるだけ寄り道せずに前へすすめるよう、ブログ記事作りの流れを把握してください。
ブログ記事作りの流れは下記の10ステップ。今回は「 ⑦ 記事を書く」について、詳しく紹介します。
- 記事のテーマを決める
- ターゲットのリサーチ
- 必要な知識のリサーチ
- キーワードを決める
- 記事の構成を決める
- タイトルを決める
- 記事を書く
- 記事のチェック
- メタディスクリプションを作成
- 記事全体の最終チェック
ブログに求められる文章=下手でも伝わる文章
ブログに求められる文章は、「下手でも伝わる文章」です。
つまり、読み手にストレスを与えない文章。
なぜなら、考え込まずにスラスラ読める文章は、理解が早くストレスと感じないから。
例えば、「PV数が伸びた」ことを伝える下記の文章、どちらがわかりやすいでしょう?
今月のPV数が以前よりなんとなく伸びた気がします。
今月のPV数が先月より100倍(5PV→500PV)に伸びました。
おそらく、後者の方が具体的な数字を使って表現しているので、わかりやすいと感じると思います。
あいまいな表現を使わない、まわりくどい言い方を避けるなど、「下手でも伝わる文章」にするためになにをすればいいのかを紹介していきます。
下手でも伝わる「ブログ文章の書き方」11のコツ
大切なことなのでもう一度、ブログ文章に求められるのは「下手でも伝わる文章」です。
読み手の方にストレスを与えることなく、スラスラと読みすすめてもらうために、コツを意識してブログ文章を作成していきましょう。
では、ひとつずつ紹介していきます。
- どんな人になにを伝えるのか明確にする
- 伝えたいことは1ページにつきひとつ
- まずは結論、理由はそのあとに
- ひとつの見出しに対して2〜4行に収める
- 「 、 」を使って、ひと息いれる
- 「なにがなにした?」主語と述語を近づける
- まわりくどい表現がないかチェックする
- 数字や具体的な表現を使ってブレをなくす
- 語尾に変化をつける
- 文と文の接続詞はテンポよく
- むずかしい漢字はひらがなにする
【コツ1】どんな人になにを伝えるのか明確にする
ブログの文章を書くときに大切なのは、「どんな人に、なにを伝えたいのか」をはっきりさせること。
伝えたいことがあいまいなまま文章を書きはじめると、伝えたいことが伝わらないぼんやりとした文章に…
「どんな人に、なにを伝えるのか」をはっきりさせると、自然と方向性や組み立てが安定した説得力のある文章が作れるようになります。
手紙を書くように、相手のことを思いながら文章を書くといいですよ。理由はこちら。
【コツ2】伝えたいことは1ページにつきひとつ
「伝えたいことがありすぎて、全部を伝えたい!」、その気持ちをグッと抑えて伝えたいことは1ページにつきひとつまで絞りましょう。
伝えたいことを盛り込みすぎると、「結局なにを伝えたいんだろう…?」と、読み手を混乱させる原因になってしまいます。
ブログでは、伝えたいことをひとつずつ、ていねいに伝えていきます。
例えば、ブログ全体で「ダイエットについて」、ページごとに「ストレッチ」、「ヒップアップ法」、「ジムの紹介」と、ページにつきひとつのことを伝えていきます。
詳しくはこちらを参考にどうぞ。
【コツ3】まずは結論、理由はそのあとに
ブログを読まれるために重要なのが、フックをかけること。
フックというのは、マーケティング用語で興味を持ってもらうためのきっかけを指します。
読み手は、疑問に対する答えや興味がなければページを閉じてしまうので、まずは結論から伝えます。
Webページの第一印象は、2〜3秒。つまり、一瞬で読むか読まないかを判断されるということ。
結論からはじまる文章でフックをかけ、理解しやすい順番で文章を組み立てれば、読み手にストレスを与えることなく読みすすめてもらうことができます。
文章の組み立て方は下記のようにするとわかりやすいです。
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【コツ4】ひとつの見出しに対して2〜4行に収める
ひとつの見出しに対して2〜4行に収めると、PCだけでなくスマホやタブレットからも文章が読みやすくなります。
LINEの調査によれば、日常的なインターネットの利用環境は「スマホ」が最も多いとのこと。
下記の画像のように、PC表示と比べスマホ表示は長い文章が読みにくくなってしまいます。
適切な一文の長さは60文字ほど。「見出し1+内容4行」くらいがスマホから見ても圧迫感なく読みやすい文章の長さになります。
なるべくシンプルな文章になるように意識して、どうしても長い文章になるときは、重複する意味の言葉を削ったり、箇条書きに変更するといいですよ。
【コツ5】「 、」を使って、ひと息いれる
「 、」は、文の終わりや意味の変わるところに使いますが、使いすぎると読みにくくなるので注意が必要です。
ブログ文章をテンポよく読みすすめられるようにするため、あらためて「 、」の使い方を確認してみてください。
- 文をわける・つなげる:そして、しかし、ところが、
- 時間の表現のあと:昨日、今、
- 長い主語のあと:雲ひとつない青空の今日は、
- 意味が変わるところ:ここは、いど ここ、はいど
- ひらがな・漢字の区切り:この度、紹介に あの、おもちゃ
【コツ6】「なにがなにした?」主語と述語を近づける
主語(なにが・誰が)と述語(なにした・どうした)を近づけると、下手でも伝わる文章になります。
私がよくやるのは、伝えたいことを盛り込みすぎて一文が長くなり、主語と述語が混乱した文章になってしまうこと…
これでは「結局なにを伝えたいんだろう…?」と、読み手を混乱させる原因になってしまいます。
できるだけ、主語と述語を近づけてわかりやすい文章になるように意識するといいですよ。
例えば、「PVが上がったことを伝える文」を書くなら、前者よりも後者の方が主語と述語が近いのでわかりやすい文章になります。
今月のPV数(主語)が文章について学び、それを実践したら先月より10%上がった。(述語)
先月と比べ今月のPV数が(主語)10%上がった。(述語)文章について学び、それを実践した結果だ。
【コツ7】まわりくどい表現がないかチェックする
まわりくどい表現は伝えたいことがぼんやりするので、うまく伝わらずに誤解されたり、読む人を疲れさせてしまいます。
また、よけいな言葉が増えれば増えるほど、文の意味はわかりにくくなるもの。
同じ意味の言葉や、使わなくても理解できる言葉など、まわりくどい表現がないか意識しながら文章を書くことも大切です。
【コツ8】数字や具体的な表現を使ってブレをなくす
数字や具体的な表現を使うと、受け取り方のブレがなく説得力のある文になります。
解釈は人によって異なるので、迷わずはっきり伝えるために数字や具体的な表現を使ってブログ文章を書きます。
- 「今月のPV数が先月より大幅に伸びた!」
- 「今月のPV数が先月より100倍に伸びた!」
- 「今月のPV数が先月より100倍(5PV→500PV)に伸びた!」
【コツ9】語尾に変化をつける
同じ語尾が何度も続くと単調で機械的になってしまうため、つまらない文章に…
つまらない文章は、読み手がページを閉じてしまう原因になります。
語尾に変化をつけると、人間味が出てテンポよく読みやすくなるのでおすすめです。
- 事実を伝える:書きます。書くのです。書きますよ。書きますね。
- 思いを伝える:書きたいと思います。書こうかと。書こうかと思ってます。
- 曖昧なことを伝える:書くらしいです。書くかもしれません。
- 否定する:書きません。書くことはないです。
- 過去形:書きました。書いたことがありました。
- 現在進行形:書いています。書きつつあります。
- 未来形:書くでしょう。書くことになるでしょう。
- 文章の締め:書きますよね。書くんですよね。
- 記号:書く… 書く! 書く‥ 書く?
【コツ10】文と文の接続詞はテンポよく
文と文をつなぐ接続詞も語尾と同じで、何度も同じ接続詞が続くと、単調で機械的なつまらない文章に…
つまらない文章は、読み手がページを閉じてしまう原因になるので接続詞にも変化をつけます。
うまくつなげられない文は、箇条書きにしてまとめるとスッキリして、わかりやすくなりますよ。
- ブログでよく使う接続詞
- 理由:理由は、その理由は、理由はひとつ、根拠は、なぜなら、
- 具体例:実際に、具体的には、例えると、つまり、わかりやすくいうなら、もし、たとえば、簡単にいいかえると、
- 再度結論:重要なのは、まとめると、そのため、くり返しになりますが、大切なのは、要するに、おさらいすると、
【コツ11】むずかしい漢字はひらがなにする
ブログで使う漢字は、中学生程度で書くと読みやすいとされています。
というのは、むずかしい漢字で読み止まることなくスラスラと読めるから。
スラスラと読めないと、内容が頭に入らなかったり、読み手にストレスを与える原因になります。
なので、できるだけ読みやすくなるように意識して漢字を使うようにしてください。
読みづらい漢字や漢字を使うと読みにくくなる言葉に、あえてひらがなを使う「ひらく」という手法があります。
プロも使う「やさしい気づかい」の手法なので、ぜひ取り入れてみてください。
- 更に → さらに
- 殆ど → ほとんど
- 下さい → ください
- 事 → こと
- 物 → もの
- 一人二人 → ひとりふたり
- そう言う → そういう
- そんな風に → そんなふうに
- 出来るだけ → できるだけ
- 後で → あとで
- 人達 → 人たち
- その通り → そのとおり
- わかり易い → わかりやすい
- 何でも → なんでも
- 頂く → いただく
- 何故か → なぜか
- 時間が経つ → 時間がたつ
- 恐る恐る → おそるおそる
ブログ文章ができたら、まずは自分で読む
文章が完成したら、「下手でも伝わるかな?」とチェックしながら読んでみてください。
また、声に出して読みながらチェックすると、おかしな部分があった時に気付きやすくなりますよ。
他にも、伝わる文章にするためのチェックポイントがあるので紹介します。
- 余計なところを削ってシンプルに
- 語句を読みやすく並び替える
- 抜け落ちをなくして、わかりやすく
- 重複をなくしてスッキリさせる
- ネコ・ネコ・ネコ 書き方の統一
【チェック1】余分なところを削ってシンプルに
よけいな言葉が増えれば増えるほど、文の意味はわかりにくく本当に伝えたいことが伝わりません。
同じ意味の言葉や、使わなくても理解できる言葉などは、思い切って削りましょう。
伝えたいことすべてを伝えなきゃと思うと、文章が長くなりがちなので…
「きみが好きだ!」くらいシンプルがいいです。
【チェック2】語順は読みやすく並び替える
「意味は伝わるけど、なんだか読みづらい」と感じたときは、語順を変えてみてください。
語順の原則は、「いつ→どこで→誰が→誰に→何を→した」。
ですが、語順によって、強調される意味が変わってきます。
- 昨日、コンビニで太郎がアイスを買った。
- 太郎はアイスを買いに、昨日コンビニに行った。
- アイスを買うために太郎は、昨日コンビニに行った。
- 太郎がアイスを買いに行ったのは、昨日だ。
文章を読んだときに違和感があれば、語順を変えて調節するようにしてください!
【チェック3】抜け落ちをなくして、わかりやすく
文を構成する要素は、「誰が(何が)・何を・何に・どのように・いつ・どこで・どうする」です。
必要な要素が抜けると、伝えたいことが伝わらないぼんやりとした文章になってしまいます。
特に、夜は脳の働きが鈍くなるため、文章を書くと必要な要素が抜けがちに…
文章ができたら、はじめてブログにアクセスした読者になったつもりで抜け落ちがないか確認してください。
【チェック4】重複をなくしてスッキリさせる
重複には同じ意味の語を重ねた言葉の「重複表現」と、同じ言葉を重ねた「言葉の重複」があります。
どちらの重複も、読みにくくなる文章の原因です。
同じ意味の言葉や、使わなくても理解できる言葉などは、思い切って削りましょう。
【チェック5】ネコ・ネコ・ネコ 書き方を統一する
「猫・ねこ・ネコ」のように複数の書き方を使うと混乱するので、「ネコ・ネコ・ネコ」のように同じ書き方で統一します。
書き方を統一すると、すっきりとした読みやすい文章になります。
同じ言葉なのに異なる文字表記がされることを「表記ゆれ」と呼びます。
よくある「表記ゆれ」を紹介するので参考にどうぞ!
- 漢字・ひらがな・カタカナ:「ねこ・ネコ・猫」
- 送り仮名:「行う・行なう」 「引越し・引っ越し・引越」
- 固有名詞:「Google・グーグル」 「Yahoo!・ヤフー」
- 読み方:「ヴァイオリン・バイオリン」 「サーバー・サーバ」
- 全角半角・大文字小文字:「午前7時・午前7時」 「ウェブ・Web・WEB」
言葉以外の記号や装飾なども統一すると、よりわかりやすいです。
例えば、重要な箇所は赤い文字にする・まとめる部分は枠を使うなど。
ブログ文章を仕上げるコツ3つ
文章が完成したら、読みやすく伝わりやすくするために文字装飾をしましょう。
文字装飾とは、強調するために色を変えたり、下線を引いたり、装飾して目立たせることです。
ブログは流し読みされることが多いので、重要なところを読み飛ばさないように文字装飾をして仕上げます。
- 文字に色をつけて変化をつけよう
- 装飾を使ってマンネリ回避
- 画像を使って読み手の負担を減らす
【コツ1】文字に色をつけて変化をつけよう!
当ブログでは、下の画像のように太文字とアンダーラインを使っています。
文字装飾に使う色が多いと、文章の内容が伝わりにくくなるので3〜4色までに抑えます。
重要な部分を強調するときや文章に変化をつけたいときなど、文字装飾は必要最低限に。(実は、トップブロガーほど文字装飾がシンプルです。)
赤文字 | リンク文字 | アンダーライン | 黒太文字
【コツ2】装飾を使ってマンネリ回避
上の画像を見比べると、文字装飾のない文章だけだと重要な部分がぱっと見でわかりにくい…
ブログは流し読みされることが多いので、重要なところを読み飛ばさないように装飾を使って目に留まりやすくします。
【コツ3】画像を使って読み手の負担を減らす
文字では伝わりにいことが画像を使うと、視覚的に伝わりやすくなります。
というのは、人間の脳は、言葉よりも図や写真の方がイメージとして伝わりやすく、理解しやすいから。
ブログは流し読みがほとんどなので、パッと見でも伝わるくらいわかりやすいものがいいです!
理解を深めて欲しいところや、わかりにくそうなところには、画像を使って読み手の負担を減らしましょう。
canvaやココナラなどを利用すると、簡単に画像を作成できますよ。
ブログ文章の「型」を覚えよう!
ブログ記事の作成は、慣れるまで、めんどうだったり、わずらわしいと感じるかもしれません。
ですが、2週間もすれば慣れてくるので、それまではグチを言いながらでもつづけてください。
一緒にコツコツ頑張りましょ。では、最後におさらいです!
- どんな人になにを伝えるのか明確にする
- 伝えたいことは1ページにつきひとつ
- まずは結論、理由はそのあとに
- ひとつの見出しに対して2〜4行に収める
- 「 、 」を使って、ひと息いれる
- 「なにがなにした?」主語と述語を近づける
- まわりくどい表現がないかチェックする
- 数字や具体的な表現を使ってブレをなくす
- 語尾に変化をつける
- 文と文の接続詞はテンポよく
- むずかしい漢字はひらがなにする
以上【ブログ文章の書き方】下手でも伝わる文章を書くための11のコツでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。